豊浜トンネル崩落事故から30年
2026年2月10日。
豊浜トンネル崩落事故から、ちょうど30年を迎えました。
1996年、北海道の海岸沿いにある豊浜トンネルで高さ約70メートルに及ぶ巨大な岩盤が崩落しました。この事故で通行中のバスや乗用車が巻き込まれ、20名もの尊い命が失われ、わたしたちに大きな衝撃を与えました。
道路防災点検の原点として
この悲惨な事故は、日本の「道路防災点検」の在り方を大きく変える転機となりました。
それまで以上に道路インフラの安全性が問われ、全国的な「道路防災総点検」が実施されるきっかけとなったのです。
・トンネル覆工
・法面(のりめん)
・道路付属物
といった構造物の点検体制が全国的に見直されました。
それまで「異常が起きてから対応する」傾向があった管理体制は、「予防保全」へと大きく舵を切ることになります。
私たち「きぃすとん」にとっても、豊浜トンネルの事故は決して他人事ではありません。
私たちが得意とする「ロープ高所点検」は、まさにこうしたアクセス困難な急斜面や岩盤の状態を「近接目視」で確認するために発展してきた技術です。
ロープアクセスによる近接目視・接触点検の重要性
高所や急峻な岩盤部は、地上からの目視だけでは限界があります。
足場や大型重機では設置が困難な現場も少なくありません。またドローンは打音検査などの物理的な検査は担えません。
そうした場所で威力を発揮するのが、ロープアクセス技術です。
対象物に“近接”し、
・打音調査
・触診
・微細なクラック確認
を行うことで、落石や崩落の予兆を早期に発見する。
豊浜トンネル事故は、「近接目視・接触点検の重要性」を社会に強く認識させた出来事でもありました。
インフラを取り巻く環境
30年という歳月が流れました。しかし、自然の力は変わりません。
むしろ近年は
・豪雨の激甚化
・凍結融解の繰り返し
・地震の多発
など、インフラを取り巻く環境はより厳しくなっています。
だからこそ私たちは、
「見る」だけではなく、「近づき」「触れ」「確かめる」点検を続けていきます。
次世代へ、未来へつなぐ
事故を風化させないこと。そして、同じ悲劇を繰り返さないこと。
私たち、きぃすとんは、これからも高いロープアクセス技術と高品質な点検・調査技術を駆使して、ひとつつひとつの法面やトンネル、橋梁など、インフラの安全を守り続けます。
安全は、何よりも優先されます。
今日もご安全に。
参考リンク