きぃすとんが自社開発した完全自律走行ロボット「ANAライザー」
株式会社きぃすとんでは、
ロープアクセス調査の現場で培ってきた知見をもとに、
完全自律走行ロボット「ANAライザー」を自社開発しました。
ANAライザーは、隧道、トンネルなど、
人が立ち入ることが困難、または安全確保が難しい空間の調査において、
活躍する計測ロボットです。
完全自律走行による安全な調査
ANAライザーは、
有線・無線のコントローラー操作を必要としない
完全自律走行型ロボットです。
正面・左右の3方向に障害物センサーを搭載し、
常に周囲の状況を検知しながら走行することで、
障害物との接触回避、通路中央を維持した安定走行を実現しています。
各車輪には独立したモーターを搭載。
通路が曲がっている環境や不整地においても、
自動で軌道補正を行いながら安定した走行を行います。
これにより、
人が直接進入することなく調査を実施でき、
落石や崩落、酸欠などのリスクを回避した調査が可能となります。
暗所・狭隘空間に対応した撮影・詳細な現況把握
本体には、
360°カメラおよびLEDライト、または3D-Lidar搭載しています。
暗所でも十分な照度を確保しながら、
隧道やトンネル内部を自由な角度で撮影し、
調査対象空間の高画質映像・点群データを取得できます。
これにより、
•隧道・トンネル内部形状の把握
•空間寸法の計測
•変状、湧水、落盤や異常箇所の確認
などをデータ取得し、
三次元的に調査対象の状況を詳細に把握することが可能になります。
現場課題から生まれた自社開発ロボット
ANAライザーは、既製品ではなく、
きぃすとんが自社で設計・開発した調査ロボットです。
きぃすとん所有の3Dプリンターでパーツを作製しました。
調査の現場において、
•人が入れない
•安全確保が難しい
•調査効率が上がらない
といった課題を解決するため、
実務に即した構成で開発されています。
開発を主導したのは、
株式会社きぃすとんの 「穴リスト」辻 です。
パソコン・ラジコン工作歴30年。
IT知識とAIを駆使してこれまでにも
集水井向け360°カメラ 「Ana-Pro360」 の開発をはじめ、
報告書作成時の手間や課題を解消する
「お助けアプリ」 など、数多くのツールを開発してきました。
現在は、次世代機となる
「Ana-Pro360 Neo」 の製作にも取り組んでいます。
調査内容に応じたロボット活用・相談にも対応
ANAライザーは、隧道やトンネル・狭隘空間の調査を中心に、
様々なシーンで活用可能です。
カスタマイズ、オリジナルロボットのご相談を承っております。
調査方法や取得データについて
お困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

