
株式会社きぃすとんは、新たなインフラ点検のプラットフォーム『3D✈ANAライザー』を現在開発中です。
先日、完全自立走行ロボット『ANAライザー』を発表し現場で活躍中ですが、
その進化版である『3D✈ANAライザー』は、より一層ややこしい閉鎖空間でのインフラ点検を得意とする点検プラットフォームです。
閉鎖空間において、非接触方式で点検を行う必要がある場合、既存のロボットやドローンでは
技術面・コスト面のいずれかで対応が困難となるケースが少なくありません。
そのような場面に対応するため、『3D✈ANAライザー』は開発されています。
『3D✈ANAライザー』とは
『3D✈ANAライザー』は、きぃすとんのインフラ点検技術者自身が製作・運用する
カメラ・スキャナー搭載の点検用プラットフォーム(台車)です。
点検対象や現場条件に応じて、
ドローン型・オフローダー型・吊り下げ型などを使い分けて運用します。
3D画像や点群データの取得に加え、
取得データの三次元処理や、損傷・異常の検出までを行います。
名称に含まれる「✈ANA」は、“穴(閉鎖空間)”だけでなく、
フットワークの軽さという意味も込めています。
『3D✈ANAライザー』の特長
-
コストパフォーマンスに優れる
AIと3Dプリンターを活用した手づくりのため、製作コストを抑えています。
-
ロープアクセス技術によるフルサポート
搬入・操作・トラブル対応まで、点検技術者が対応します。
-
従来は困難だった点検を実現
あきらめていた点検が、手軽かつ高精度に行える可能性があります。
-
接触方式との併用が可能
ロープアクセスによる近接目視・直接観察とのシェアワークも有効です。
開発背景
AIと3Dプリンターの進歩により、
点検技術者自身が現場条件に合わせたプラットフォームを
迅速かつ柔軟に製作できる環境が整いました。
完成された汎用機ではなく、
現場専用の手づくり機とすることで、実用性とコストの両立を図っています。
現在、現場投入を見据えた開発を進行中です。
詳細は順次公開予定です。
『3D✈ANAライザー』の今後にご期待ください。