■□■はじめに■□■

    • 3次元的に移動できるロープアクセス技術は近年普及が進み、日本の産業界、とくに建設業界において『高所・難所の課題を解決する新技術として、注目されています。
    • なかでも、インフラ『調査・点検・検査分野では『近接目視・接触観察の切り札として、圧倒的な支持をいただいております。
    • 現在ではコスパの良さや、安全実績もあって、施工分野、とくに維持・補修・メンテナンスや、ちょっとした工事においての活用も始まっています。
    • ここでは、きぃすとんの革新的ロープアクセス技術を分かりやすく解説いたします。

■□■3次元ロープアクセス技術が今、大注目■□■

🔳1.5次元移動の既存技術

    • ロープアクセス技術とは、文字通り『ロープを“積極的”に活用して、高所・難所にアクセスする技術の総称で、世界中に普及しています。
    • 活用分野も多岐に及び、建設現場をはじめ、ツリークライミング(木登り・特殊伐採)やケイビング(洞窟探検)等、様々な分野で利用されています。
    • 建設現場における主なロープアクセス技術としては、欧州【IRATA技術、米国【SPRAT技術等が、そして日本で【親綱・ロリップ技術や、比較的新し【SORAT技術等が知られています。
    • これらのうち【SORAT技術以外は、90年代以前に開発された、移動方向が上下方向にほぼ限定される、いわば“1.5次元”移動の技術です。

🔳『調査・点検・検査ニーズの高まり

    • 90年代以降、日本国内でインフラ構造物等『調査・点検・検査需要が高まり『高所・難所へアクセスし『近接目視・接触観察する技術の開発が急がれました。
    • そこで㈱きぃすとんでは、たて穴洞窟の探検技術(SRT)をもとに、日本の産業界での環境・要望に合わせた、独自の新しいロープアクセス技術、略【SORAT技術を開発しました。
    • 【SORAT技術は、いわば“3次元移動”の技術で、上下はもちろん前後左右へも自由自在に、安全・迅速・確実に移動し、どん『高所・難所へもアクセスできる画期的技術で、近年さらに急速に進歩中です。

■□■3次元移動を実現させたのは、『2点確保という発想転換■□■

🔳従来技術『2本確保』

    • つまり、安全確保のために、メインロープだけでなく、“もう1本のロープ”も併用し、万一、メインロープでの確保が失われても、“もう1本のロープ”があるので墜落を免れるとの安全確保のための原則です。
    • ロープ2本で安全確保するので、いわ『2本確保です。
    • “もう1本のロープ”のことを日本ではライフライン(改正安衛則)と呼びます。
    • 『2本確保の利点は、
      ①上下方向への移動が、スムーズにできる。
      ② 技術的に単純で、修得も短時間で容易。
      ③ 見た目にも、ロープが2本見えるので、安心感がある。
      ④ 以上から、建設作業員の移動手段として、使いやすい。
      の4点です。
    • 『2本確保の最大の難点は、移動方向が上下方向にほぼ限定される点です。

🔳『2本確保から『2点確保への発想転換

    • 『2本確保での移動方向が、上下方向にほぼ限定される難点を、解消すべく生み出されたの『2点確保です。
    • 『2点確保では、確保手段をメインロープとライフラインにこだわらずに、つま『2本確保にこだわらずに、“異なる2つ以上の強固な支持物に緊結すること(改正安衛則から引用)”つま『2点確保に、発想を転換しました。
    • 2点確保の利点は、

      ① 上下だけでなく、上下左右前後へと3次元的に自由自在に迅速・確実に移動できる。

      ② これにより、技術者『調査・点検・検査のために『高所・難所にアクセスし『近接目視・接触観察することが簡単・容易となる。

      ③ リビレイ、ディビエーション、ローププロテクター等も併用し、安全確保が万全となる。

    • 『2点確保の難点は、

      ① 技術が高度・複雑で難度が高く【PROレベルの修得には十分な基礎習熟訓練に加え【PROチームの一員としての一定期間の実務経験が必須。

      ② 安易に修得できる技術ではなく、とくに建設作業員には雇用環境や労働環境的に、修得しづらい技術といえる。

🔳『2点確保が実現させた“3次元移動”

    • 『2点確保における3次元移動は、進行方向にもう1点を追加し、一時的に3点にしたうえで、後方の既存の1点を解除することによって、進行方向への移動が完了し、この動作を繰り返すことによって、自由自在の3次元的移動が実現します。
    • 2点のうち1点での確保が、万一失われても、もう1点が残るので墜落しない。

🔳『2点確保がもたらした“究極”の安全確保

    • 『2点確保の安全確保技術としての優秀さは【SORAT技術を開発した㈱きぃすとんでの30年近い無事故実績で、証明されています。
    • 2点確保の安全実績をもたらした大きな要因として、2点ある“支点”とロープユーザーまでの距離が通常短く、ロープユーザーにとって安全確認が確実な点があげられます。

🔳改正安衛則による、“お墨つき”

    • ライフラインの設置を義務づけた改正安衛則において2点確保技術が『調査・
      点検・検査に限定したうえで、安全であるとのお墨つきを、いただきました。
    • “経過措置”ではあるものの、継続的な例外規定と理解できます。

🔳『2本確保は『2点確保』の一種

    • 『2本確保とは、メインロープとライフラインの計2本のロープでの安全確保。
    • 『2点確保とは、ロープ、もしくはロープに類する器材の計2点の支点での安全確保。
    • ということは『2本確保『2点確保の一種とみることができます。

🔳『2点確保では、“安全確保の3原則”等で万全

『2点確保では、“2点確保の大原則”に加えて、①ロープチェック、②作動確認③仮荷重テスト・・・の、“安全確保の3原則”・・・の厳守で、安全確保を万全としています。

🔳修得の難易度

    • 『2本確保は、建設作業員の上下移動手段として有効で、“修得も容易”。
    • 2点確保は、技術者が『調査・点検・検査のために、3次元的に自由自在に、迅速・確実に移動する手段として有効ですが、“修得は容易ではない”。

🔳Q&A

Q:ライフラインをなぜ、使わないのですか?

A:単純な上下移動ならライフラインは有効なのですが、前後とか左右とか複雑な移動となると、ライフラインでは安全確保ができにくくなるからです。

Q:その代わりの2点確保なのですね?

A:はい『2点確保だと、複雑な移動も自由自在だし、安全確保もライフラインと少なくとも同等、むしろはるかに安全です。

Q:つま『調査・点検・検査業務だと、複雑な移動が必要になるので、ライフラインではなく『2点確保なのですね。

A:そうです。 改正安衛則では、その辺のところを理解したうえで『調査・点検・検査業務に限って『2点確保ならライフラインを使わなくてもよいと、規定していると理解できます。

Q:な『調査・点検・検査業務に限って・・・なのでしょう? 施工業務でもOKなのでは?

A:確かにそうです。 とはいえ、施工業務では、ライフラインが有効な“上下移動”が主体ですし2点確保は技術の難易度が高いので、使いづらいのも事実です。

Q:【SORAT】技術の場合、施工現場ではライフラインを使うのですか?

A:もちろんです。 『2点確保したうえで、ライフラインを使います。 最近は、施工現場、とくにメンテ、維持管理、補修工事等で【SORATが活躍を始めています。

Q【SORAT技術だと、高所作業車などの重機や、仮設足場等が必要なくなりますね。 通行規制もいらないですね?

A:コスパが圧倒的です。 施工業界の皆さん【SORATに気づき始めました。 市場規模『調査・点検・検査に比べて桁違いなので、楽しみです。

■□■技術の普及■□■

🔳きぃすとん/SORATの技術普及方針

    • 【SORAT技術は素晴らしい技術であり、世の中に広く普及させたい。

🔳資格制度

    • 【SORATレベル1から、レベル3までの3段階
    • 【SORATレベル1(初級)は、技術講習修了者。 実務禁止。
    • 【SORATレベル2(中級)は、一定期間の実務経験中。
    • 【SORATレベル3(上級)は、【PROとして、実務に従事。

🔳限定資格制度

    • 難易度の低い技術に限定した講習を別途開催。
    • 【SORAT上下作業限定資格。
    • 【SORAT斜面限定資格。

🔳資格認定

    • (一社)ロープアクセス技術協会 略称SORATが実施。
    • 資格更新は1年ごと。 更新講習とレスキュー訓練必須。
    • 資格証は誤用防止のためナシ。 必要に応じ資格証明書を発行。

🔳技術講習

    • (一社)ロープアクセス技術協会 略称SORATが実施。
    • 講師はSORATが認定す【PRO資格者。
    • 認定講師以外の技術指導は、技術の劣化・改悪を防ぐため、厳禁!!

🔳見よう見まねの類似技術にご注意を。

    • 見よう見まねの低レベルなロープアクセス技術が、正しいロープアクセス技術の正しい普及を妨げており、注意を喚起させていただきたいです。
    • まずは重大事故を繰り返しているロープアクセス業者の存在。 稚拙なロープ技術と、安全意識の欠如が、原因のようです。
    • 橋梁点検等において、ロープアクセス技術が未熟すぎて、近接目視ができずに、遠望で誤魔化す業者の複数存在することが、国交省の指摘で明らかになっています。 ちなみに損傷図や損傷写真をみれば、一目瞭然です。
    • また同様に、ロープアクセス技術が未熟で、(構造物を傷めかねない)アンカーボルトを無駄に多用してしのいでいたりのケースが多く報告されています。

🔳Q&A

Q:資格を取りたいのですが? 限定資格が設定されているのは、どういう意図ですか?

A:“フル”資格は、取得条件が厳しいので、特定の作業に限ったうえで、条件を緩和した資格を設定しています。

A:【SORAT斜面限定資格は、“足がつく”斜面限定なので、比較的に取得しやすいです。

A:【SORAT上下作業限定資格も、実務での一定の制約条件を厳しく課したうえで、比較的に取得しやすいです。 【IRATA【SPRAT
【親綱・ロリップ技術等といわば同等です。

Q:見よう見まねの類似技術とは?

A:複数の業者が
【SORAT技術の情報をもとに、見よう見まねで自己流の技術をつくりあげているようです。 重大事故を繰り返している業者もいます。

Q:見分け方は?

・KYは、ほどほどに。

潜在意識に強く植えつけたことは、実現しやすくなる。 これは、深層心理学の基本原理だそうです。 KYをやればやるほど、事故が起こりやすくなる。 起こりうる事故を、みんなで毎朝、具体的にイメージする。 まずいですよね。

昔、ゼネコンの東京支店が労災重大事故のスパイラルに陥った。 事故るたびにKYを強化・徹底するものの、すればするほど(?)事故が相次いだ。 まずいですよね。

・プレートテクトニクスは、勘違い!? えらいこっちゃ!!

パンゲア超大陸をくるっと丸めると、小さな地球になる。 エライこっちゃ!!
https://www.youtube.com/watch?v=oJfBSc6e7QQ 
ウェゲナーさんなら、うすうす気づいていたかも。

・DNA研究が、進化論をぶっ壊す?

昔、ダーウィンの進化論。 いまだに、進化論はダーウィン。 おもしろいですよね。
ところで、DNAの最新研究。 おもしろいですよね。 ダーウィン、木っ端みじんかも。 ちなみに不肖鯰太郎は、DNA分析の結果、ハプログループM7、最古の縄文人と判明。 スンダランド時代が、なつかしい。  DNAに興味津々。

・談合保存会、バンザイ!

談合は、日本独特の素晴らしい文化でした。 いい仕事をしたら、きちんと評価されて、さらに、いい仕事へと発展していく。 談合、なつかしいですよね。 実は談合のほとんどは官製談合でした。 私利私欲に利用されていました。 もったいないですよね。

『困猿と書いて、コンサルと読む。』

とは、昔、ある先輩の自虐ネタ。 『コンサルは芸者。芸でお客様を喜ばす。』、『ほな、
ゼネコンは? 体で勝負するから女郎かな。』。  時代錯誤やなぁ。

『林住期』 五木寛之

50歳から75歳が林住期。 やっと世の中のことが分かってきて、世の中で活躍できる年齢とか。 25歳から50歳は・・・“鼻垂れ”ですね。 鼻たれなんだから、失敗を恐れず、暴れまくりましょうよ。 責任は、われわれ、林住期にとらせてください。

■地震は活断層が動くと起きる!! ほんとかな?

・・・・・・もちろんプレート境界の地震は別ですけど。
『地殻の岩盤が破壊した結果、近傍に断層がある場合、それが動くことがある』というのが、真実のようで、さすがに地震研究者の皆さんも気がついてきたようです。 ニワトリが先か卵が先か・・・の議論ですよね。
とはいえ、いまさら、認めるわけにはいかないのが、彼らの世界。 原発もその理屈で建っているし。

■「UFOを信じますか?」

と、尋ねられて理系大学教授のほぼ全員が、怒る、もしくは気分を害する。 おもしろ
いですよね。 現代科学で説明がつかないことは、“非科学的”と決めつける。 おもし
ろいですよね。 そろそろ、UFOの真実が明かされそうな気配ですよね。

■不肖・鯰太郎は、船井流です。

人生の師は、経営コンサルタントの船井幸雄さんです。 船井さんとの出会いがなけれ
ば今の自分はありえないです。
「きぃすとんは、船井流です」と公言しています。 きぃすとんの『完全自由勤務制度』
も船井流・・・のつもりです。 船井さんが生きていれば「そんなん、船井流ちゃう!!  
けど、おもろいなぁ」と笑うでしょう。

ご挨拶 きぃすとん代表 中谷登代治

㈱きぃすとん/(一社)ロープアクセス技術協会代表の私、鯰太郎こと中谷登代治によるロープアクセス技術解説。 どうかよろしゅうに。

プロフィール@なまず・たろう

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★昭和31年12月生まれの66歳。 奈良県出身・在住。 O型、M7。

★大阪市立大学(現在は大阪公立大学)理学部地球学科卒(昭和55年)・博士課程中退。 専攻は日本列島の構造発達史。 堆積岩が得意。

★準大手ゼネコンの飛島建設入社・技術研究所配属。 トンネル・ダム・明かり現場での社内コンサルティング業務に従事。 全国の難工事現場でのトラブル対応に奔走。 施工現場に精通する地質屋。

★退社後、阪神コンサルタンツ・技術開発部勤務を経て脱サラ独立(平成3年)して㈱きぃすとんを設立。 京都を本拠地として、ロープアクセス技術を駆使した調査・点検・検査業務を、全国展開。

◆自称『脳みそは、文系女子。 計算が苦手で、三角関数もムリ。 細かいことが気になって仕方がないが、気にしてないふりをして、太っ腹を装っている健康おデブ。 趣味は仕事。 自然農業にこだわり、運営するゲストハウスで、食べ放題・飲み放題を愉(たの)しむ。

◆夢は、ロープアクセス技【SORATの世界普及。 世のため人のために。 まだまだ頑張らせてください。

◆鯰太郎(なかたにとよはる)

  • 090-8753-2383
  • 京都府長岡京市金ヶ原寿先6ー1
  • ㈱きぃすとん

◆ゲストハウスおとたま

  • 大人の溜まり場『おとたま』
  • 奈良県五條市今井4ー2ー57
  • 1泊2000円 自然農園あり。
  • 新築、清潔・快適、設備充実
  • 090-8753-2383(中谷)

◆㈱きぃすとん

  • 中谷が平成3年に脱サラ・独立して設立。
  • 京都府長岡京市
  • 業種は技術サービス業
  • ロープアクセス技術によるインフラ調査・点検・検査
  • ロープアクセス技術者30名
  • 奈良県五條市に訓練・研修施設

問合せ・連絡

keystone@rope-access.co.jp

075-959-9095

090-8753-2383(緊急・24hOK  中谷)

◆SORATとは?
  • 一般社団法人ロープアクセス技術協会。
  • 設立は平成9年(1997年)。
  • 運営は、㈱きぃすとん。
  • Society of rope access techniques。
  • 略称SORAT(そらっと)。
  • 空人(そらんちゅう)とも。
  • 目的は、正しいロープアクセス技術の、正しい普及。
  • 会員はSORATの活動に興味のある個人・法人。
  • 技術会員は【SORAT【PRO組織。
◆ロープアクセス技術【SORAT】とは?
  • 正式名称は、3次元ロープアクセス技術【3D-SORAT】。
  • 略称は【SORATもしくは【SORAT技術
  • ㈱きぃすとんが90年代に開発したオリジナル技術。
  • 3次元移動で、世界初・オンリーワン技術。
  • 30年間の無事故・安全実績。
  • 技術開発は㈱きぃすとん。
  • 技術管理・普及はSORATが担当。
  • 3次元的に自由自在、安全・迅速。
  • 確実に移動できる画期的技術。
◆改正安衛則とは?

平成28年(2016年)施行。 ロープ高所作業においてのライフライン着用を義務化。 同時に、ライフライン着用の例外として【SORAT技術での『2点確保をあげ、『調査・点検・検査』業務に限ったうえで、ライフラインを着用しなくてもよし(経過措置)としました。

◆ライフラインとは?

改正安衛則で義務化された、メインロープと併用するもう 1本のロープのこと。 海外技術では、サブロープ、セカンドライン等と呼称している。

◆『ライフライン技術とは?

『ライフライン』とも表記。 ライフラインを使ったロープアクセス技術。

◆ 2点確保とは?

常に最低2点の支点で安全確保すること。

◆『2点確保技術とは?

『2点確保』とも表記。
2点確保を使ったロープアクセス技術。

◆【IRATA技術とは?

【IRATAとも表記。 欧州主体のロープアクセス技術管理組織IRATAの技術。

◆【SPRAT技術とは?

【SPRATとも表記。 米国主体のロープアクセス技術管理組織SPRATの技術。

◆【親綱・ロリップ技術とは?

【親綱・ロリップとも表記。 日本ののり面工事等で活用されているロープ技術。

◆用語説明

◇ロープアクセス

ロープを使って、高所・難所にアクセスすること。

◇ロープアクセス技術

ロープアクセスをするための技術。

◇支点

ロープユーザーの荷重を支えるために設置する堅固な固定点

◇『2点確保の大原則』

【SORATにおいて、常に2点以上の支点で、安全確保するという大原則。

◇『安全確保の3原則』

【SORATにおける、ロープチェック、作動チェック、仮荷重テストを徹底するとの安全原則。

◇ロープチェック

『安全確保の3原則』のひとつ。

ロープが傷んでいないか、常にチェックする。

◇作動チェック

『安全確保の3原則』のひとつ。

機材が正常に作動することを、支点設置ごとにチェック。

◇仮荷重テスト

『安全確保の3原則』のひとつ。

支点が十分な強度を有することを、支点設置ごとにチェック。

◇レスキュー訓練

オンロープレスキュー訓練。大型施設で年一回、本格実施。

◇セミスタティックロープ

ロープアクセス技術で使用する、”伸びないロープ”

◇ザイル

ほぼ、死語。クライミング用の”伸びるロープ”

◇ロープユーザー

ロープアクセス作業者。クライマーとも呼ぶ。

◇リビレイ

新たな支点を設け、それにロープユーザーの荷重をかけ替える技術。

◇ディビエーション

強固な支点が設けられない場合、ロープユーザーの荷重のかかるロープを、一定距離“ずらす”技術。

◇V-rig(ブイ-リグ)

2本のロープを使って、上下左右へと2次元的に自由自在に移動するロープ技術。

◇セルフチロリアン

究極のV-rig。

◇NRT(No rope traverse)

ロープを使わずにトラバースするロープ技術。安全、迅速、確実で高コスパ。

◇登高器(とこうき、とうこうき、アッセンダー)

◇下降器(かこうき、ディッセンダー)

◆Q&A

Q:危ない仕事ですね? おかげさまで創業以来31年間、無事故です。

Q:ロープは切れないのですか? 耐荷重2トン程度あるので大丈夫です。

Q:ロープアクセス器材は日本製? ほぼすべてが外国製で、フランス製が多いです。

Q:体力勝負ですね? 器材・技術がいいので、普通程度で大丈夫です。

Q:みなさん、ロッククライマーですか? ロッククライマーは、ほぼゼロです。

Q:高所恐怖症なので無理ですね? むしろ、その方が、注意深くなるので安心です。

Q:女子は、さすがに無理ですね? 女子の皆さんも多く活躍してくれてますよ。

Q:ロッククライミング技術ですか? ルーツは、たて穴探検技術SRTです。

Q:ライバルは? 残念ながら、いないです。

Q:ロープ技術は企業秘密ですよね? いえいえ、世界普及を目指して、大公開中です。

Q:身に着ける器材は重そうですね? 荷重がロープにかかるので、それほど感じないです。

Q:登り返すのは大変ですね? 足の力で上がるので、意外と楽です。

Q:器材は自前? はい、全部で10万円程度。 安全管理を徹底させています。

Q:服やメットの色は各人、別々ですね? 遠くからでも、一瞬で識別できるようにしています。